〔表紙解説〕
「函館鳥かん図」(吉田初三郎作、約25%縮小、部分)
「函館鳥かん図」(吉田初三郎作、約25%縮小、部分)
46×187cm、1948(昭和23)年頃、絹本原画、函館市中央図書館蔵
本図は昭和11年に函館市役所が発行した吉田初三郎作の絵図「函館市鳥瞰図」(原画は堺市博物館蔵)とは異なり、昭和23年頃の作画である(函館市中央図書館デジタル史料館解説より)。
この「函館鳥かん図」は「函館市鳥瞰図」と構図や作画範囲はほぼ同じであり、例えば、停泊船舶の数や位置も(小型船舶を除き)一致する。
しかし、異なる部分もあり、季節は春とし、五稜郭や各所に桜を配する。また後背の山々の稜線も異なり、原色を避け、清々しい色調で統一されている。
建造物など細部もアップデートされており、駒ヶ岳からは噴気(昭和22年2月の火山活動の名残か)が立つ。表紙図ではカットされたが、左端の函館本線上には汽車が加えられた。また、函館駅の引き込み線も増えており、作画に当たって現地調査や、関係各所からの情報提供があったと推測される(昭和23年5月発行の地形図では函館駅の鉄道引き込み線数は昭和11年のままである)。
(編集部)
本図は昭和11年に函館市役所が発行した吉田初三郎作の絵図「函館市鳥瞰図」(原画は堺市博物館蔵)とは異なり、昭和23年頃の作画である(函館市中央図書館デジタル史料館解説より)。
この「函館鳥かん図」は「函館市鳥瞰図」と構図や作画範囲はほぼ同じであり、例えば、停泊船舶の数や位置も(小型船舶を除き)一致する。
しかし、異なる部分もあり、季節は春とし、五稜郭や各所に桜を配する。また後背の山々の稜線も異なり、原色を避け、清々しい色調で統一されている。
建造物など細部もアップデートされており、駒ヶ岳からは噴気(昭和22年2月の火山活動の名残か)が立つ。表紙図ではカットされたが、左端の函館本線上には汽車が加えられた。また、函館駅の引き込み線も増えており、作画に当たって現地調査や、関係各所からの情報提供があったと推測される(昭和23年5月発行の地形図では函館駅の鉄道引き込み線数は昭和11年のままである)。
(編集部)

