〔表紙・裏表紙解説〕
表紙:紅毛人巡見之図
約500点もある長崎絵の中の錦絵で作者、製作年ともに不詳。
江戸時代オランダ人やイギリス人を紅毛人と呼び、スペイン人、ポルトガル人は南蛮人と呼ばれていた。
時計を持って象に乗ったオランダ人のまわりを太鼓、ホルン、そして地球儀をもったお付きが囲む。左上部のOLIFANTはオランダ語の象、その下のuurwerkは時計の意味。
裏表紙 写真上:地球儀時計
加西市北条町西高室の丸山総合公園の山頂に設置された世界一大きな『地球儀時計』である。その大きさは直径5メートル、重さ14トンもあり、ギネスブックに認定されている。世界主要都市34か所が記されており、1日3回、時を告げるメロディが流れ、時刻は自動修正機能がついている。夜間にはライトアップされ、展望台もついている地球儀時計である。
裏表紙 写真下:ユニスフィア
ニューヨーク、クイーンズ区フラッシング・メドウズ・コロナ・パークに設置されている球体『ユニスフィア』は、その大きさは高さ40メートル超、重さ300トンもある。1964~1965年に開催された博覧会のテーマシンボルとして、ギルモア・D・クラークがデザインし、ユナイテッド・ステーツ・スチールの橋事業部が作製し寄贈された。
現在、ニューヨーク、クイーンズ区の非公式シンボルとなっている。(編集部)